2010年12月8日水曜日

分析意見:今回のWiredの重要施設漏えい文書に関する記事

 今回、Wired公開された記事で公開された記事の本当の意図として一番大事なのは重要施設に関するリストではない、漏えい記事を見るとわかるように実際書かれているのは場所の名前とその場所が何であるかだけで、その地域に住む近所の普通のおっさんが知っていてもおかしくない情報である。

 地図に原子力発電所の場所が載っているからといって誰か地図製作会社をテロリスト呼ばわりするだろうか?要するに、これはそれぐらい馬鹿らしいことで、それをイギリス政府やアメリカ政府は使ってWikileaksをテロリスト扱いする根拠として、信じやすい大衆を騙そうとしているのだ。

 政府代表が嘘をつくのは決して新しいことではない、それはいったん取り上げられた後に皆の興味を失い、誰も取り上げようとしなくなり人々から忘れ去られてしまうだけだ。そして、新しく伝えられるニュースを何も疑いを持つことなく見聞きし、特に考えるとこもなく日常生活の忙しさの中へと忘れ去られる。

 ブッシュ大統領が大量破壊兵器があるという名目で始めたイラク戦争の後、誰かブッシュを実際に処罰しただろうか?ブッシュ自身、イラクで大量破壊兵器が見つからなかったことは大統領任期中で一番の後悔される出来事だと話している。イラク戦争にて報告されているだけで十万近くの民間人が命を失ったという。また、どれだけの人達が自分たちの住みなれた故郷を後にすることを余儀なくされただろうか?
 日本にて太平洋戦争中に田舎への疎開があったが実際のところ、これは同じことだ。その疎開経験者たちやその子供たちはその事を考え、なにかしようとしただろうか?個人的にはただ、過去の戦時中の経験を語るだけという多くの日本戦争経験者の態度に大変な疑問をおぼえる。
 なぜ、実際世界中でどれだけ自分たちが経験して大変だったことが他の人達に起こっているにもかかわらず、ただ人々にその話を語るだけで終わってしまうのだろうか?それが今戦争の被害者になっている人の助けにならないことは確かだ。
 
 筆者個人はイラク戦争後、間もなくしてから、あるアラブの国に滞在する機会があり、その時にイラク難民の子どもたちに会った。その子供達は、まさに文字通りゴミ埋立地(普通の日本のゴミ埋立地を想像してみてもさほど遠くはない。)に住んでいて、海岸近くでなにをやっているのかというと地中海から流れてくる密輸タバコの箱を集めているのだ。私はなぜそうしているのかと疑問に思ったが、その子供の一人が流れ着いたタバコの箱を開けて中身を取り出すとほんの二~三本のタバコだけが海の塩水に浸されずにいて、その一本を差し出してくれて、ようやく事態が飲み込めた。
 
 今ブッシュ元大統領は自分の執筆した本の出版宣伝のため、アメリカの有名人のトークショーなどを回っていて大忙しだ。彼自身はとても面白い人物で彼の話したストーリーで父母の家で家族とその友人とブッシュの嫁とでディナーパーティーをしている時に彼は本当に酔っぱらっていて、両親の女性の友人にこう大声で質問したという、「五十代を過ぎてからセックスをするのってどんな感じですか!?」
 まあ、悪夢のような出来事で、誰にも予想がつくだろうが、彼が言うには、その後続いたのは完全な沈黙であったという。

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