2010年12月27日月曜日

日本特集:日本を除外した経済会議、アジアの防衛問題

原文翻訳
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 イングランド銀行総裁のマーヴィン・キング氏は、G7は経済問題においてカギとなる大きな資本を持ち急速成長を見せている国々が含まれていないことによって経済面でほぼ機能不全に陥っているといい、この問題に対して新しい国際的なグループを立ち上げる必要があるという。

 一時的なものになるかもしれないが、アメリカ、イギリス、スイスなどの財務大臣達や中央銀行総裁がその他の大きな資本を持つ国々と話し合いの場を持つことを目的としたものとだと説明した。

 キング氏が言うには日本は提供できるものが少ないので、恐らくこのグループには含まれないだろうとのこと。

原文:http://213.251.145.96/cable/2008/03/08LONDON797.html


 過去30年間にわたり、中国政府は太平洋におけるアメリカ軍の存在による東アジアに対する利点についてしぶしぶと認め始めた。
  特にその利点として挙げられるものはアメリカ軍が太平洋に駐在していることによって日本のよりさらなる軍事強化を防いでいるというものである。

 北朝鮮による脅威が平和的に解決されるとすれば、中国側は朝鮮半島におけるアメリカ軍基地の撤退を呼び掛ける可能性がある。

 日本のミサイル防衛への参加や、将来におけるアメリカ軍のハイテク関連の発達などにより中国側がそれらの事が安全問題に繋がると感じ始めた場合、
 中国の指導者達は今までの考え方を変え、アメリカの同盟国であるタイやフィリピンに対して中国かアメリカのどっち側につくのかと経済的に圧力をかける可能性がある。

原文:http://213.251.145.96/cable/2009/01/09BEIJING22.html

3 件のコメント:

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  2. 翻訳お疲れ様です。
    日本にとっても重たい情報がぼちぼち出て来ましたね。
    2年前の情報ですが日本政府は既に知っていた事なのでしょうか?
    それとウィキリークス発の情報を専門で検証したり対策を考案する部署を政府は既に立ち上げているのでしょうか?
    まだなら外務省内でもいいので創るべきかもですねー(^^;

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  3. 中国の銀行システム近代化へのアドヴァイザー会議に日本が参加できず、政府も手をこまねいていたことについては、以前、田中宇氏が指摘し、残念がっていましたね。

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