2010年12月19日日曜日

ブラジルの飛行機テロに対する脆弱性

原文翻訳
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 3月12日、小型民間飛行機がブラジルのルジアニアにて銃を持った犯人によってハイジャックされた。そして、その2時間後にショッピングモールの駐車場に故意に墜落した。

 この事件はブラジル政府の追撃手続き要請を必要とした稀な事件である。その飛行機の地方都市への近さや、飛行計画を欠いていたことなどを受けて、ブラジリアの航空管制は防空管制へと連絡し、アナポリス空軍基地から戦闘機の緊急発進を行った。目標としては、追尾、観察、また連絡を確立することであった。

 飛行機が人口密集地、大型ショッピングモールへ急に舵を取った事から管制官はその飛行機を脅威であると認識した。
 盗難された飛行機が武器として使われる恐れから、防空命令部は空軍主任であるBrigadeiro Junito Saitoに作戦の説明を行った。
 次にSaitoは防衛大臣と大統領に民間人が危険にさらされる場合、飛行機の撃ち落とし命令の可能性について連絡をした。

 その論議の間、小型飛行機はショッピングモールの駐車場へと墜落した。
 
 
 ブラジル空軍はより権限を持つ者への連絡という規定通りの手続きを確実に守り、ショッピングモールの多数の民間人への深刻な脅威のため大統領へ連絡するという追加の処置もとった。
 
 飛行機が墜落する前に決定するに至らなかったにしても、今回の事件で明らかにされたことは、飛行機打ち落としが近づくとともに綿密な注意が払われたことや、管制官たちが追撃に関しての規定を十分に理解していたことで、この手続きが規定された通りに行われたということである。
 
 一方、追撃決断までの厳格な手続きは、もしテロリストが建物などに飛行機を墜落させようとした場合、追撃決断が時間内に出せないという脆弱性が浮き彫りにされた。
 
原文:http://wikileaks.aelmans.eu/cable/2009/03/09BRASILIA390.html

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