2010年12月6日月曜日

武器商人裁判において、ロシアによる証人達に対しての賄賂

 アメリカの言うところによると、 ロシアは国際的武器商人と疑われているビクトル・バウトのタイからアメリカへの犯罪者受け渡しを重要証人達に賄賂をおくることによって阻止しようとしたとのこと。
 
 
 
 ウィキリークスにより公開された文書でバンコク在住外交官が言うには、 バウトの面倒見の良いロシア人支持者達は、犯罪者受け渡しの公聴会の際に偽の証言をするようにと証人達に金銭を渡していたとのこと。 死の商人と呼ばれているバウトは2008年3月にタイ政府によって逮捕され、やっと今年11月16日にアメリカへの身柄受け渡しが完了した。

 アメリカが非難するところによると、バウトは数百万ドルにものぼる武器取引を反政府左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)と行おうとしていたという。またその武器はアメリカ国民を殺害するために使われるだろうとも付け加えていた。ロシア政府はこの身柄引き渡しにたいして断固として反対していた。
 
 他の漏洩された文書ではロシアの国際武器売上は2006年度の67億ドルから2006年度の80億ドルまでに大幅に上昇したとのこと。

 その文章によるとロシアは大量の武器、兵器等をイラン、シリア、ベネズエラなどに輸出し、ベネズエラ大統領ウゴ・チャベスの持つ壮大なる近隣地域への野望をくすぐるために周到な用意を欠かさなかったとのこと。
 
ソース:http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/01/wikileaks-cables-viktor-bout-extradition

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