2010年12月4日土曜日

Wikileaks5日目の公開情報

・海外の政治家や外交官はアフガニスタン大統領ハミド・カルザイに大変な不満をもっているようだ。彼らがいうにはカルザイは感情的で予期出来なく、妄想的な陰謀説をすぐに信じ込む傾向がある。
 また、アフガンの内閣からは犯罪行為に関与しているなどと批判されている。例としてタリバンと交渉をひきいている政府公式代表に対する身体的な脅迫などの命令などがあげられる。

・アフガン警察をトレーニングするために雇われた外国人傭兵が違法薬物などを使ったり、また女装した若い男子ダンサーを娯楽のために雇ったことがアフガニスタン北部でスキャンダルとなってパニックを引き起こしている。また、アフガン内務大臣はアメリカ大使館にたいしてこの話をもみ消すように懇願したという。
 アフガン政府はもし、この話がおおやけになった場合人々の命が犠牲に晒されるといい、不祥事のビデオが公開されまいかと大変な心配をしていた。

・アフガニスタンにおける政府内での腐敗が明らかにされた。注目例として、副大統領アハマド・ジア・マスードによる腐敗で、アハマドはドバイの空港に着陸した際、現金五千二百万ドルを所持していたために止められ質問を受けた。

・アメリカ軍はアフガン軍を育て上げるために国際的に海外政府などから寄付された資金から15%の仲介料を取っているという。
 そのためドイツは寄付金がアメリカのふところに流れ込んでいることに不満の声をあげ、脅しとして寄付プロジェクトをキャンセルするといった。

・アメリカはアフガン大統領の年下の片親を共とする兄弟でカンダハール州の政治家でもあるアハマド・ワリ・カルザイは政治腐敗に関与していると確信しているとのこと。

・イタリア首脳のベルルスコーニはロシアのプーチンとの秘密取引にて莫大な個人的利益を得ているという。
 ベルルスコーニの友人によるメモによると、イタリア総理大臣のパーティー好きな傾向は彼自身に身体的にも政治的にも大きな打撃となっている。

・イギリス軍は安全を確立することができなかったとして、アフガニスタン大統領ハミド・カルザイとNATO軍の米軍司令官によって批判された。
 
ソース:http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/03/wikileaks-embassy-cables-key-points-day-5

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