J-10に搭載されているロシア製のジェットエンジンAL-31FNは初期の段階では中国製のWA-10Aで取り換えられる予定であったが、中国空軍によるとこのエンジンとJ-10の相性不良が開発を難しくしていて、この遅れの原因となっているという。
中国航空工業集団公司の林左鸣が2009年4月2日に明らかにしたところによると、WS-10Aの生産ラインにおける品質管理手順での問題を抱えているとのことで、まだこのエンジンの品質は満足できるものではなく、これらの問題を解決することこそが最重要課題であるとした。元となったロシア製のエンジンが400時間以上の持続耐久性を持つのに比べ中国製のこのエンジンは30時間ほどでしかないという。
WS-10を元とする技術も現在開発されていて、その例としては大型輸送機のための高バイパス比ターボファンや、船舶のためのガスタービンを使ったものである。
WS-10 基本型、推力126kN
WS-10A アップグレードバージョン、推力132kN
WS-10B アップグレードバージョン推力偏向型、推力135kN
WS-10G アップグレードバージョン、推力155kN
ソース:http://en.wikipedia.org/wiki/Shenyang_WS-10
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