原文翻訳
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最近の研究結果によると、組織犯罪はイタリア経済の最大産業でGDPの7%をも占めているという。
蔓延する組織犯罪がどれだけの被害をイタリア社会に与えているかという事は明らかではなく、おおよそしかわからない。海外からの投資の減少、すぐには目に見えない環境や健康に対する悪影響、汚職などによる効率化の低下、違法薬物関連の犯罪や、高い違法薬物依存者の割合などから必要となる社会的費用などは計ることが難しい。
組織犯罪:銃を持ったビジネスマン達
マフィアは人々から金を巻き上げる以外に、特に建築会社などの企業を保有し、公共事業の契約などに関与しているという。
犯罪組織「コサ・ノストラ」は恐喝などの違法行為で得た金を使い、数々の不動産会社を買収し、マフィアによって市場の独占をしている。
マフィアによって所有される会社は最小の割引を提供しているにも関わらず契約を手に入れることができ、これによって生じた高い利益はマフィアと腐敗した政治家や公務員などに対しての多額の賄賂として使われる。
このような取引によって数十億ユーロにも及ぶ政府やEUの開発資金はマフィアの懐に入っていく。
マフィアの存在により、ほとんどの品物や接客業などの価格はイタリア南部において2%から5%も高くなっているという。
原文: http://213.251.145.96/cable/2008/06/08NAPLES37.html
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