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2010年12月28日火曜日

敵機来襲!パキスタンの対テロ戦争、パキスタン女子学校の閉鎖

パキスタンのアメリカ大使館からの電文

原文翻訳
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 レーダーメンテナンス:2006年8月から2007年7月にかけて、パキスタン側はレーダーメンテナンス費用として約70万ドル請求していたが、対テロ戦争では戦闘機などで攻撃してくる敵は全くといってない。

 有刺鉄線:2006年8月から2007年7月にかけて、我々は26万ドルもの請求を有刺鉄線とフェンスについて受け取った。
 もちろん、それらは前哨地などを守るために役に立つことは間違いないが、その金額は疑わしい。

原文:http://www.guardian.co.uk/world/2010/nov/30/the-us-embassy-cables-pakistan


パキスタンの部族地域における女子学校の閉鎖?
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 Xが言うには、数校の女子学校は武装派によって決められた閉鎖期限である1月15日以降も形式上開校し続けるということもありうる。

 だが実際のところ、部族地域にあるすべての公共女子学校とほとんどの私立女子学校は閉鎖されるか、生徒達が一人も出席しない状態となるであろう。その原因として彼が上げるのは、地域中に蔓延るタリバンに対する恐怖である。(追伸:この集会後、地元武装派は四年生までの女子の学校出席を許可することに合意した。)

原文:http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/185598

2010年12月26日日曜日

パキスタン特集:パキスタンの核問題

原文翻訳
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 経済破綻が差し迫っているにも関わらず、パキスタンは世界中のどの国よりも速いペースで核兵器の製造を行っている。
 
原文:http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/181529


 インドの核を除いた軍事力における優位性の上昇は、迅速な動員と素早い攻撃能力からなるインド独自のコールドスタート軍事ドクトリンと合わさってパキスタン側から、さらなる脅威として認識されているようだ。
 パキスタンはインドの軍事計画や軍事能力に対してバランスを取るため、通常兵器以外の核兵器になおさら頼るようになった。
 パキスタンの軍事計画者達は現在、2つの前線での戦争の可能性について注目しており、このためには兵器を戦場でインド軍に対して使える、もっと小規模な戦術兵器へと切り替えていく必要性がある。
 この傾向の結果として、パキスタンの核兵器の増強必要性が高まり、さらなる核分裂物質の保有量の増加が考えられる。

原文:http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/236375


 この問題を解決するのにはインドとパキスタンがお互いを敵として考えているという事をまず明らかにする必要がある。
 パキスタンの軍事リーダー達は、パキスタン陸軍はインド陸軍よりはるかに劣っていることを認めていて、核兵器がパキスタンにとって必要不可欠であるのは確かだ。
 インドはパキスタンが抱いている恐怖を打ち消すためのカギであり、アメリカはインドに影響を及ぼすことができる。

原文:http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/226567


 イギリス側はパキスタンの核兵器における警備と安全性に大きく懸念しているが、それに対して中国はパキスタンの安定化に重要な役割を担うことができるであろうと外務英連邦省のレスリー防衛・諜報局長は言った。
 そして、レスリー局長はこう付け加えた。パキスタン側は核安全に関する支援を国際原子力機関によってのみ受け入れていて、アメリカが関与することによって自分たちの核が奪われてしまうのではないかと心配している。

原文:http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/226331

2010年12月25日土曜日

パキスタン特集:パキスタンの核に関してのロシアの不安

原文翻訳
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 ロシアが考えることとしてパキスタンは世界にとって深刻な脅威であり、その問題についての議論が必要なのは言うまでもない。パキスタンは核兵器を保有国であり複数の核兵器運搬手段を持ち、国内状況は非常に不安定である。パキスタン内でのイスラム主義者の狙いは権力だけではなく、核物質もその狙いである。

 ロシアはパキスタンがアメリカからの支援によって核関連施設の警備構造を根本的に見直し改良したということを忘れてはいないが、パキスタンの核、ミサイル計画に直接携わっていて、関連施設内で働いている人やそれを警備している人を合わせると12万から13万人に上る。それらの人々を対象としたバックグラウンドチェックにも関わらず、全員が忠実で信用できるかということは確証できない。

 近年のパキスタンにおける教育レベルの低下から、核関連施設を守るため厳格な宗教観を持つ人々を雇いざるを得なかった。そのことから、核、ミサイル関連施設で働く人々に対して過激派組織はさらに多くのスカウトの機会を得ることが出来た。

 ここ数年、過激派は核関連施設から職員達が乗る車を襲撃しており、その職員達は結果として命を失ったり、また誘拐されたりして、その行方不明者達についての手がかりはまったくといってない。たとえ施設がよく警備されているとしても、物質の輸送最中の脆弱性は特に高い。パキスタンにおいて核関連物質の輸送最中の安全性は保証しがたい。

 以上の事が、なぜロシアがパキスタンについての論議の必要性を感じているかという理由である。
 
原文:http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/250573

2010年12月23日木曜日

パキスタン特集:アメリカ無人航空機によるパキスタン内での活動

無人航空機プレデター、基地などから遠隔操作でジョイスティックを使って操縦される。
原文翻訳
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 Xが言うには、アメリカの無人航空機による攻撃が正確で、実際に敵の重要施設を破壊しているのであれば非公式的に彼を含む多くの人々は無人航空機による爆撃を受け入れることができるだろう。

 地域住民の無人航空機による爆撃に対する恐怖も徐々に薄まってきている、その理由として彼が言うには、「無人偵察機が悪い奴らのアジトや場所などだけを狙っているという事をみんな知っているからだ。」

 彼が戸惑っていることとして、なぜタリバンに対する爆撃をもっと増やさないのかといい、こう付けくわえた。「自分たちの家から火が出ているとしたら、徹底的な行動が必要なのは言うまでもない。」

原文:http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/185598


 パキスタンの内務省長官マリクは、アメリカ側は無人航空機による攻撃はバジョールでの作戦が終わるまで控えるべきだと主張した。

 だがパキスタン首相のギラーニはそれに対してこういった。
「個人的にはアメリカが悪い奴らを爆撃しているならまったく構わない。我々がすることと言えば国会で抗議を表明し、そのあとその問題を無視するだけだから。」

原文:http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/167125


 最近、イスラマバードの大使館とカブールの大使館に駐在武官事務所とアメリカ特殊作戦軍からの口頭とEメールによる情報要請が来た。その内容はパキスタンとアフガニスタン国境のアフガン人難民キャンプについてである。

 この情報の要請理由は定かではないが、数通のEメールの中では狙いを定める目的であると主張していて、他では爆撃等の攻撃目的には使われないと言っているが、我々は人道支援団体から得られた情報を軍関係者に提供することに乗り気ではない。

 特にその理由が明らかでない場合はなおさらである。それに我々が思うに、このような情報収集の仕方は正確な情報を集める上で効率的でないような気がするのだが。

原文:http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/172603

パキスタン特集:パキスタンにおけるアメリカ特殊部隊の行動

原文翻訳
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 パキスタン軍は、今回で二度目となるアメリカ軍特殊部隊によるパキスタン軍の作戦に対する支援を承認した。
 第一回目の派遣は、海兵隊特殊部隊(Special Operations Capable)とパキスタン軍の兵士たちがパキスタンの準軍組織(Frontier Corps)部隊内に配属されるという形で9月にXにて派遣された。

 アメリカ特殊部隊はかれこれ、もう一年以上パキスタンで活動していたが、そのほとんどは訓練担当だけに限られていた。
 以前、パキスタン軍指導者達は断固としてアメリカ特殊部隊がパキスタン軍部隊内に配属されるという事に反対していた。

 これらの特殊部隊の派遣はパキスタン世論の中でのパキスタンの国としての誇りや、パキスタン内での他国軍事部隊のいかなる行動についての反対を考えても政治的に非常に敏感な問題である。
 もし、これに関連したことがアメリカやパキスタンで報道されることがあれば、パキスタン軍は今回のような支援をアメリカ側に要請することを断念せざる負えなくなるだろう。
 
原文:http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/229065

2010年12月11日土曜日

パキスタン内にある43ヶ所ものテロリスト訓練所

ウィキリークス原文翻訳
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 インド陸軍最高司令官カプーア氏が言うところによると、パキスタンには43ヶ所ものテロリスト訓練所が存在していて、そのうち22ヶ所はパキスタンが管轄するカシミール地方にあるという。

 ムンバイ同時多発テロの後、パキスタンはその内のいくつかの訓練所に攻撃を仕掛けたが、数件の訓練所はその後再開するに至ったという。

 また、管轄境界を越えた潜入は組織化された特別な支援がない限り起こりえないと言い、数件の潜入が今年にも起こっており、その一つとして3月に40人にも上るテロリストが大量の弾薬や数々の装備とともに発見されたという。

 そして、インド側が心配しているのはアメリカ軍からパキスタンへの軍事物資が、インドでテロを行おうと考えているテロリスト達の手に渡ってしまうのではないかということだった。

原文:http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/214316 

コメント
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 一昔前は、ニュースでよく取り上げられていた悪名高きカシミール地方だが、最近では凶悪事件の数は劇的に低下し、少し落ち着いていたかのように見られたが、実際はパキスタンで訓練を受けたテロリスト達のインド国内へ秘密通路となっているようだ。

 インドは経済成長の真っただ中にあり、その繁栄には国内情勢の安定が不可欠であるだけに、インド側の心配もよくわかる。

 だが、これはライバルの核保有国である隣国パキスタンへのアメリカからの圧力を促すためにインド側にとっては都合の良い機会でもあったのではないか。少なくとも911後の対テロ戦争は、インドにとってパキスタンに対しての都合の良い切り札となったようだ。

街角での散髪代より安いビンラディンのポスター


 この漏えい記事はアメリカ政府関係者がパキスタンの路上で格安で売られるビンラディンポスターを見て、アメリカ政府が現在制作中のビンラディンお尋ね者ポスターが逆にこの傾向に拍車をかける結果に繋がってしまうのではないかという危機感を表している。


ウィキリークス漏えい文書原文翻訳
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ムスリムの間での大衆世論の傾向
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 タリバンを支持するアル・ラシード財団法人は反アメリカ、反西洋文化社会のニュースや書籍、雑誌、ポスター等をウルドゥー語、英語、やその他のアフガンの言語にて、無料もしくは取るに足らない価格で配布している。この行為は人々の間でのオサマ・ビンラディン支持の向上に大いに貢献している。

 例として最近、この法人団体はビンラディンのポスターを制作したが価格は15ルピーで30セントたらずで(街角での散髪代より少し高いぐらい)売っていて、我々アメリカ政府が道端に貼るために制作したビンラディンのお尋ね者ポスターよりはるかに勝っている。

 アメリカ政府がビンラディンを世間に対する最大の敵であると指名したことによって、都会田舎関わらず労働者や中層階級の間で彼を英雄視するようになったといった報告度々みられるが、我々の印象としては、多数のムスリム達に対して(少なくともパキスタンにおいては)必ずしもこの例に当てはまらないといえる。

 またアメリカ政府が現在準備中のビンラディンお尋ね者のポスターやマッチ箱は恐らく、逆にオサマ・ビンラディンの人気に拍車をかけて、民衆の間での英雄といったイメージに貢献する可能性がある。
 
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なにができるのだろうか?
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だが、アフガンとパキスタンにも多くの中庸派がおり、その人々は必ずしも反アメリカ、反西洋主義であるとは限らず、またビンラディンやイスラム浸透による世界革命などに対する熱意も低い。この合理的な意見や情報に耳を貸すことのできる中庸派こそが我々の狙いであるといえる。
 まず、はじめに重要なのはビンラディンと彼の幹部達を国際的な基準とイスラムでの基準においての完全な犯罪者であると描くことである。ビンラディンを個人としてあらわすだけではなく、アルカイダによる責任も強調せねばならない。

 我々がビンラディンに的を絞って情報をばらまくとき、特にアフガン住民達を対象とした場合、重要な3つのポイントが挙げられる。
・アメリカはアフガニスタン、やその人々にとっての敵ではない。
・アメリカは特に、どのアフガン政治派閥を敵としてはいない。
・アメリカはビンラディンをアフガニスタンから追放して、法のもとで彼を裁きたい。

7.今まで使われてきたビンラディン関連世論外交における方法は効果的なのは確かだ。:ニュースやビンラディンによるムスリムの被害者とのインタビュー、出版関連など。

8.また、考えられることとしては地元言語によるビンラディンや彼の幹部によって行われた犯罪、被害者達の話の書かれたパンフレットをモスクやイスラム学校、イスラム関連の研究学習施設や本屋などで配布することが挙げられる。
 また上記の情報をビンラディンを主要論題としないホームページなどに投稿したりすることで広く情報を行き渡すことができる。
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翻訳終了 
 
漏えい文書原文:http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/987 
 

  
 911同時多発テロの主犯でテロリスト組織アルカイダの代表でもあるオサマ・ビンラディンの人気はまだ留まるところを知らないようだ。どうやら、ビンラディンは西洋社会で一部の若者たちが共産主義革命家のチェ・ゲバラを崇拝するようにムスリムの間で反抗的なポップカルチャーステータスを得たようだ。
 恐らく、何十万枚ともいえるビンラディンのポスターが既に印刷されて、ムスリム社会の若者達の部屋の壁を飾っていることだろう。

2010年12月4日土曜日

Wikileaks3日目の公開情報

・アメリカとイギリスの外交官たちはパキスタンの核兵器開発プログラムについて、核分裂性物質などがテロリストに手に渡ることや、パキスタンとインドの核戦争に繋がるのではないかと心配している。
 
・パキスタンの部族地域内にてアメリカ軍の特殊部隊がパキスタン政府の了承のもとで、小さいグループにて機密に活動を行っている。

・アメリカはスワット渓谷や部族地帯において、パキスタン軍が法や条約などに違反した殺人や処刑の責任があるとの結論を出したが、それを故意に公に表さないとした。

・パキスタン在住アメリカ大使が言うところによると、パキスタン軍は裏で秘密に4つの大型武装グループ(アフガニスタンのタリバンや、ムンバイ同時多発テロの犯人たちが属していたイスラム過激派の団体などを含む。)の支援をしていてその政策は多額の金によっても変わらない断固なものであるとのこと。

・アメリカ外交官は、イスラム武装グループと戦うために用意された数億ドルにものぼる支援金が、その意図通りに使われていないことを発見した。

・アメリカのメモによると、フランスのサルコジ大統領は自己陶酔ぎみで批判にたいしてすぐに怒りやくすく、一貫性のない性格の持ち主だが、自国の官僚などを手足のように使っていて、素晴らしい政治戦略家であるという。

・サウジアラビアはサルコジ大統領が同国への公式訪問の際にまだ結婚していないにもかかわらず元モデル、カーラ・ブルーニを、一緒に連れていこうとしていたのに対して明らかに苛立っていた模様。

・アフガン大統領ハミド・カルザイはバリチスタン解放派のリーダーを数年間に渡りかくまっていたという。
 
ソース:http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/01/wikileaks-cables-key-points