2011年1月28日金曜日

自衛隊の次期戦闘機候補F-35、現在使用中のF-15を遙かに上回る騒音




 ここ数年、日本政府は次世代戦闘機の導入を検討していて、その候補の1つであったF-22は輸出がアメリカの法律で禁止されている上に、2009年4月に国防省の長官ロバート・ゲイツ氏がF-22の生産停止を提案し、また2010年度の防衛予算案はF-22への生産費用が割り当てられることなく、大統領によって署名されたことからF-22が日本に回ってくる可能性は低いと考えられ、輸出することを前提として現在制作されているF-35が航空自衛隊の次期主力戦闘機として採用される可能性が高い。


 だが、アメリカ空軍とロッキード・マーチンによって行われた騒音測定によると、F-35は現在航空自衛隊が主力戦闘機として使用しているF-15に比べると遙かに上回る騒音を出すことがわかる。このグラフではデシベルで表示されているため、数値が10上がるとともに実際に体感される騒音は2倍となるとのこと。
 
 
オレンジが現在使用中のF-15、紫が次世代戦闘機候補のF-35 クリックにて拡大

 
  エグリン空軍基地で行われた別の騒音測定によるとF-35はF-15に比べて離陸時で2倍、着陸時では4倍もの騒音を出すという。それゆえに、エグリン空軍基地に隣接する町は2009年2月に空軍を相手取って裁判を起こすと言っていたが、2010年3月に和解が成立した。
 





0 件のコメント:

コメントを投稿