原文翻訳
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サウジアラビア国営石油会社「サウジアラムコ」の元取締役副社長であるサダド・アルフセイニ氏によると、石油会社であるサウジアラムコは生産量の増加許容量を過大評価しすぎていたとし、持続可能な目標生産量として1日あたり1250万バレルは2009年には到達することは不可能であるとしている。
そして世界原油生産量は今後5~10年にて安定し、それが15年ほど続いた後、原油産出量は減少していくであろうと考えている。
アルフセイニ氏の考えによると、アラムコは今後10年ほどで1日1200万バレルに到達するだろうとの事で、2009年度で目標の1日1250万バレルに到達するのは不可能であるとした。
また、この1日1200万バレルの生産量は持続的には限られた期間しか不可能で、そしてそれを実現する場合は莫大な投資計画を伴うという。
アラムコの現シニア・バイス・プレジデントであるアブドラ・アルサイーフ氏によるとアラムコの総備蓄量は7160億バレルで、その内51%が回収可能であるという。
そして過去の傾向を元にした期待できる予測として、これから20年間でアラムコの総備蓄量は9000億バレルを超えるであろうとし、将来の技術は回収率を70%まで引き上げることが可能にするであろうとした。
アルフセイニ氏はこの分析と異なった意見を持っており、彼の考えによるとアラムコの備蓄量は「推測されている資源」によって最大で3000億バレルほども水増しして報告されているという。
原文:http://www.guardian.co.uk/business/2011/feb/08/oil-saudiarabia?intcmp=239
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