2011年3月18日金曜日

東京公電:電力会社や経済産業省による原子力についての隠蔽

原文翻訳
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 アメリカで学び、働いた経験のある河野太郎氏は優れた英語会話力を持ち、農業、原子力、外交問題に興味があり、大使館との頻繁な接触を保っている。


 彼は日本の原子力産業に対して強い反対を表明しており、核燃料の再処理化に関してはコスト面や、安全面、また警備などの問題を上げて特に反対している。

 河野氏の主張によると日本の電力会社は原子力に関するコストや安全問題を隠しながら、核燃料の再処理を「ウランのリサイクル」との名で日本世論に上手く売り込んでいるとした。


 電力会社の影響力について河野氏によると、日本のテレビ局は核問題について3部にわたるインタビューを彼と行う予定であったが、最初のインタビュー後に取りやめを決定し、その理由は電力会社が主要なスポンサーを取りやめると脅しをかけたためであるという。


 河野氏によると、実は北海道電力網と本州の電力網間には使用されていない接続ラインが存在していて、電力会社によって非特定の非常時のために備えられているという。


 また彼は経済産業省による原子力事故の隠ぺいについて非難しており、これは原子力産業の実際のコストと問題をあいまいにしていると言った。


 河野氏は放射性廃棄物の保管問題についても言及し、日本は非一時的な高レベル放射性廃棄物保管場所はなく、それがゆえに保管問題に対しての解決策をまったくといって持っていないとした。

 そして日本の頻繁な地震活動や豊富な地下水などを理由として上げて、火山の国である日本に放射性廃棄物を貯蔵する上で本当に安全な場所など存在するのであろうかという疑問を上げた。また六ヶ所村は高レベル放射性廃棄物において一時的な保管場所という意図で計画されていたと付け加えた。
 
 
原文:http://213.251.145.96/cable/2008/10/08TOKYO2993.html

3 件のコメント:

  1. この情報は、信頼出来る。京都大の小出助教の話が裏付けている。各地の原発が事故を起こせば日本は非難する場所がない。原子力が稼働すれば死の灰作り続けることになる。原発は、絶対反対である。

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  2. 将来的には確かに原発依存の%を下げるのは有り。
    然し今早急に原発を止めよという趣旨であるならばNO!
    問題は確かに有る、厳密なストレステストをすべきである。ヒステリックに反対と言うのは簡単だが事はそう単純ではないのも明らか。

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  3. 原発賛成派は事故が起きた時何と言うのだろうか!?
    また、その人達は自分の生きている間に事故が起きなければ良いと言う考えなのだろう。
    要は、安全安心低価格で事故がなければ環境にも優しいをスローガンに金儲けをしたいだけだろう。
    核のゴミを処理出来ないのに、原発を稼働する事は正に犯罪以外の何物でもないと思う

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