2011年3月5日土曜日

台湾の外交政策、それに対する中国の圧力

原文翻訳
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 台湾の外相黃志芳氏によると先週行われた彼による中央アメリカへの訪問はパナマ、コスタリカ、ホンジュラスなどとの台湾の脆弱な関係を強化するのに繋がるであろうとのこと。

 経済発展と人道支援プログラムは台湾のパナマ、コスタリカ、ホンジュラスと外交関係における砦であるとし、中国と世界中において外交関係で激しく競い合うのではなく、もっと中身のある新しい外交政策をつくるという台湾の試みにおける基礎となるであろうと黄氏は説明した。
 
 
 また黄外相はサントメ・プリンシペとの外交関係についての台湾側の懸念も取り上げ、中国は台湾を国際的に孤立させると同時にさらなる石油資源を手に入れるという試みの狙いとしてチャドの後にサントメに対象としているのではないかとのことだ。

 サントメの海底油田はナイジェリアの海底油田に深く繋がっていて、中国側はナイジェリアとの外交関係を通してサントメに圧力をかけようとしている。


 アメリカ側が繰り返し台湾の高位指導者達に促したのは、台湾は外交において数にだけ集中していても中国に勝つことは不可能であるので、経済発展における莫大な成功や政治的民主化などの経験における「比較的優位性」を生かし世界に手を伸ばしていくべきだとした。


 ニュージーランドは先週、台湾によるソロモン諸島における影響は安定化を乱しているとし、台湾の「ドル外交」と度々呼ばれる「認識外交」の悪影響を物語っていると批判した。


原文:http://213.251.145.96/cable/2006/08/06TAIPEI2921.html

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