2011年2月16日水曜日

イランのS-300ミサイル取引について

 ここで問題となっているS-300ミサイルは、弾道弾迎撃ミサイル機能も持ち備えているS- 300 PMU1/PMU2のことだろう。

原文翻訳
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 ロシア政府はイランへのS-300ミサイル供給をやめるのと引き換えとして、イスラエル側から同国の最先端である無人航空機に関する技術を要求していた。
 ロシア政府からの仲介者が言うにはロシアは無人航空機の開発において遅れを取っており、イスラエルの無人航空機技術を得るために十億ドルまで支払う準備が出来ているという。

 だが、イスラエル側は最先端の無人航空機に関する技術を提供する気は全くなく、恐らくこの類の取引が成立すれば結果として中国がこの技術を手にする羽目になってしまうだろうという。

原文:http://213.251.145.96/cable/2009/12/09TELAVIV2757.html


 ロシアのイランへのS-300ミサイル供給停止について、イスラエル防衛省のギラド氏が言うにはネタニヤフ首相のロシアへの秘密訪問とオバマ大統領によるメドベージェフ大統領との対話の両方が、この決定に関して確かな役割を果たしたとのこと。

原文:http://213.251.145.96/cable/2009/11/09TELAVIV2482.html


 アメリカとロシアの関係における将来の明るい見込みがロシア政府のこの姿勢に繋がったと考えられるが、ロシア側が我々にロシアは国内法や国際法を破らない限り、武器取引をする正当な権利を持っていると度々伝えている事から、イランへのS-300ミサイルの供給はアメリカとロシア間の関係の状態を示す、はかりとなるであろう。

原文:http://213.251.145.96/cable/2009/02/09MOSCOW405.html


 ネタニヤフ首相が、イスラエル政府はロシアとイランとのS-300ミサイル取引の停止が継続される限り、それと交換としてイスラエルはグルジアへの武器取引を再開しないと発言しているとメディアで報道されている。

 大きく報道されているロシアとイランとのS-300ミサイル取引停止の引き換えとして、イスラエルがグルジアへの武器販売を停止するというのはイスラエル政府による作り話である可能性も否定できない。

原文:http://213.251.145.96/cable/2010/02/10MOSCOW392.html

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