2011年4月5日火曜日

イランへの化学薬品輸出疑惑について矛盾する中国側の調査結果

原文翻訳
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 中国側によると、イランのMV船Teyfouriによって輸送されることになっている硫化ナトリウムの消費元はイランではなくアルメニアにあるということで、中華人民共和国外交部、兵器管理・軍縮局、化学・生物兵器部門の次長であるYang Yi氏が4月11日、PolOff(Political Office)にこの事を伝えた。


 消費元はイランではなく、Yang氏によると「イランによって所有されている船舶であるというだけ。」だとの事。


 中国当局に提示された書類は中国の輸出管理法に従っているため、商務部はこの輸出を承認し、中国税関も「この化学薬品を通過させることにした。」という。

 中国は拡散について反対しており、中国側による結論は「慎重な調査の結果であり、中国の非拡散政策における取り組みの真剣さ」を反映しているとのことだ。


 PolOffが指摘したのは、イランのMV船Teyfouriが1月に天津から出港した頃に、中国側の調査はこの船舶はシンガポールに停泊したという結論を出したが、それにもかかわらず、公に入手可能な情報によるとこの船舶は直接イランへと出港したとなっている。

 これにより、中国の調査団達に提供されていた情報についての真偽性についての疑問が生じてくる。どうして中国側はこの調査結果が事実に基づいていると確信できたのだろうか?

 Yang氏によると彼女は中国側の調査によって貨物の最終到着先がアルメニアであるという事を伝えることだけを許可されているとのことだ。


原文:http://www.telegraph.co.uk/news/wikileaks-files/nuclear-wikileaks/8297130/S-MV-IRAN-TEYFOURI-PRC-SAYS-INVESTIGATION-SHOWS-CHEMICALS-DESTINED-FOR-ARMENIA.html

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