2011年5月19日木曜日

東京公電:ロシアと中国間にくさびを打ち込むという日本政府の試み

原文翻訳
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 日本がロシアをアジア太平洋地域にて建設的な形で巻き込んでいくといった試みを行っているということをワシントン側に伝えてほしいといった。

 そして、ロシア側の参加を促進することの失敗はロシア側と中国側がより親密な戦略的な協力関係を形成するといった事に繋がりかねないとした。

 日本側が期待しているのは「ロシアと中国間にくさびを打ち込む。」ということであるという。


 日本政府は、ロシアのこの地域における関わり合いを高めていきたいといった意欲を促進する上でアメリカ側も何らかの事が出来るのではないかと考えている事をワシントン側に伝えてほしいとした。

 ロシアの退役原子力潜水艦の解体作業について日本政府が行っている資金支援プログラムは安全や環境方面において機会を提供したという。

 また重要な点としてアメリカと日本は二国でロシアに対して共謀しているといったように感じ取られることを避け、そのかわりに協力を申し出ているかの様にすべきだとした。

 日本側は解体作業による環境への影響に興味を示しており、作業における協力も歓迎であるとした。


原文:http://wikileaks.ch/cable/2007/06/07TOKYO2690.html

2011年5月8日日曜日

東京公電:核関連施設の警備について

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 島根原子力発電所における物理的な警備体制は日本の他の原子力発電所と似通っている。関係者達は両門での銃で武装していない警備員による訪問者の身分確認、施設内には銃で武装した警官と海上保安庁による24時間体制の対応警備団を含む何重にもなっている入館管理システムを検証した。

 中部電力関係者によると地域防災訓練は実施しているが、現在のところ内閣官房のテロ対策訓練の予定はまったくないということ。中部電力のある代表者が考えるには日本国土でテロが発生する事はありえないとのことだった。
 
 
原文:http://wikileaks.ch/cable/2007/01/07TOKYO19.html


 アメリカによる原子力発電所の物理的な防衛についての懸念に対しての返答として文部科学省が説明したのは、この地域における脅威レベルの評価からしても東海村の施設に銃を装備した警備員を配備するのは正当化することは出来ないとのことで、また日本政府は憲法上の理由から原子力関連の職員についてのバックグラウンドチェックをすることもできないという。
 
 
原文:http://wikileaks.ch/cable/2007/02/07TOKYO805.html


 物理警備における最善のおこない方を交換し合いあう事を促進するために非政府団体が何かを出来るのではないかということについての意見を聞かれたのに対して、外務省代表の小溝泰義氏は「WINS(世界核セキュリティ機関)のような団体についての事ですか?」と言い、それに続けて、日本原子力研究開発機関もWINSについての国際的な話し合いの場に参加したが、全般的に政府の責任であると考えられている物理的警備について、それを行う組織団体を立ち上げるかどうかという考えについては各国の政府は注意をして進めていくべきであるとの事とした。
 
 
原文:http://wikileaks.ch/cable/2008/02/08TOKYO498.html

2011年5月6日金曜日

東京公電:沖縄における米軍海兵隊駐留の理由

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 防衛省の井上源三局長は、グアムに駐在している米海兵隊は東アジアにおける抑止力における信頼性を維持することや、台湾における緊急事態に対応するのにおいて十分ではないかと仮定の上で尋ねた。

 井上氏は、軍用のヘリパットがグアムのアンダーセン空軍基地にて建設中であることを指摘し、そして彼は同施設において60機までの回転翼航空機を一時的に再配置可能であると考えていて、この施設の上に高速艦艇などを含めて考えると地域における緊急事態にアメリカ軍が十分な早さで応答することを可能にするのではないかと彼は言った。

 それに対してジョン・トゥラーン在日米軍副司令官少将は、現時点でのグアムにおける選択肢(距離問題やその他作戦上の課題)を災害援助の例を使って説明した。

 最近のインドネシアでの地震の直後、グアムに駐在しているアメリカ海兵隊のヘリは災害地域に達する事は不可能であったとし、艦船に配備されているヘリコプターを使って到達するのには4日間かかったであろうと述べた。だが沖縄に駐在している海兵隊は災害地域に自力で展開することができたとのことである。


 中国の軍事力の劇的な増加は緊急時における少なくとも3つの滑走路へのアクセスを必需のものとしたとアメリカ国務次官補カート・キャンベル氏は述べた。

 1990年代、韓国と中国についての緊急プランを沖縄において那覇と嘉手納2つの滑走路を使ってだけ行うことが可能であった。

 だが、1995年と2009年の間で最も重要な違いは中国の軍事力の増強であり、この事実こそがアメリカ軍のこの地域への評価における最重要課題であり、これはアメリカ国防長官府のバスラ氏によるプレゼンテーションでもほのめかされていたが、明らかな理由から公の場で論ずることはできない。とキャンベル氏は付け加えた。


原文:http://wikileaks.ch/cable/2009/10/09TOKYO2378.html

2011年5月5日木曜日

東京公電:アメリカによる日米関係に関しての警告

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概要
  アメリカ国務次官補カート・キャンベル氏は、前原誠司氏に鳩山総理大臣と岡田外相へ次の事を伝えるように促した。民主党政権によるアメリカと日本の同盟問題のすべての側面を一気に評価し直すという試みは両国同盟を破壊しかねないとし、日本政府は両国間でアプローチについて調節し合いながら一つ二つの問題に集中して働きかけていくべきである。

 そして彼は民主党政権が、同盟に関する現時点までの成立に対しての再評価や調整からなる何度もの提案を続けていくことや、同盟を再確認するための重要な事柄として大統領による積極的な日本訪問の必要性を強調するならばアメリカ側の忍耐が限界に達するということもありうると強く言った。

原文:http://wikileaks.ch/cable/2009/10/09TOKYO2369.html

概要
 アメリカ国務次官補カート・キャンベル氏は、北京で10月10日に行われた日本・中国・韓国によるサミットにおける鳩山総理のアメリカ日本関係に関する発言についてアメリカ政府による懸念を強調した。

 そして、日本の指導者達は他の政府との関係を向上させるためにアメリカを犠牲にしてはならないと強く促した。

原文:http://wikileaks.ch/cable/2009/10/09TOKYO2377.html

東京発:日本公式訪問直前のクリントン国務長官への文書 2009年2月

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 日本はイラク再復興計画に関しての一番の支援国でありますが、我々は日本がこの事について、まだまだこれ以上の事をできるであろうと考えます。
 日本にイラク・アフガニスタン復興について大きな役割を担ってほしいという国際社会からの期待、また海賊版に対する対策についても強調していただけるようお願いします。


 あなたの対談者は、新政権による両国関係に関しての方針について、あなたの考え方を知りたいと考えているでしょう。特に新政権が日本との同盟関係を犠牲にして、アメリカ・中国両国関係を強化しようという方針は取らないということを聞きたがっていると思います。


 我々のミサイル防衛協力は急速な前進を見せていて、二国間の計画調整や諜報関連などの情報共有も増加し続けています。


 またこの訪問は日本による気候変動・エネルギー問題に関しての取り組みにおける支援について感謝する機会でもあります。
 日本に対してポスト京都議定書の枠組みでの気候変動枠組条約での交渉においてアメリカと共に協力していく事をうながし、アメリカ・日本間の気候変動に関する科学における密接な協力を推進することお願いします。


原文:http://wikileaks.ch/cable/2009/02/09TOKYO317.html